ゲンドウとユイと休日と
二人バージョン



ユイ>

チャイムを鳴らす

あの人は出てこない

もう一度チャイムを鳴らす

やっぱり出てこない

あの人からもらった合鍵を使って中に入る

そのまま寝室に直行する

やっぱり寝ていた(怒)

私は手を振り上げる

そして容赦無しの一撃

「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?」

アパートにあの人六文儀ゲンドウの悲鳴が響き渡った

ゲンドウ>

着替えながら5分前のことを思い出す

死ぬかと思った

あきらかに殺気のこもった一撃だった

シャツを着て髪を整える

「御飯できましたよ♪」

台所からユイの声が聞こえてくる

早く行かなければ

私は急いで服を着た

ユイ>

私は今台所に立っている

ゲンドウさんが言うには目覚しが壊れていたらしい

たぶん言い訳だけど今回は許してあげましょう

お味噌汁を味見する

ゲンドウさんの好きな味付けになっている

よし、朝御飯は準備完了♪

「御飯できましたよ♪」

あの人が着替えている寝室に声をかける

30秒くらいしてあの人が寝室から出てくる

「じゃあ食べましょうか♪」

私とゲンドウさんが席につく

「「いただきます」」

朝御飯が始まった

>ゲンドウ

ユイの作る飯は上手い

そこらへんの料理人では太刀打ちできないほどに

などと考えているうちに食べ終わった

「ごちそうさまでした」

食事の後片付けをして私とユイは家を出た

>ユイ

バスで30分、デパートに到着しました

「今日は別行動にしないか」

ゲンドウさんが意外な事を言います

何か事情があるんですね

「良いですよ」

「12:30に3Fのレストランで会おう」

「わかりました♪」

話が終わるとゲンドウさんは大急ぎで去っていきました

まずは衣料品売り場にむかいます

三足200円のコーナーから靴下を選んで篭に入れます

次はシャツ

ゲンドウさんの好きな白を選びます

あ、そういえばボールペンがきれていました

文房具売り場へ行かないと

確か2階だったはず

会計をすませてエレベーターにむかいます

近くのエレベーターにのろうとした時、昨日見たテレビの内容が頭を過ります

「デパートなどで階段を使うことがダイエットに繋がります」

そうね・・・・階段を使いましょう

階段をのぼって2階へ

文房具売り場に到着です

ボールペンをもってレジに行きます

そして会計を済ませます

・・・・・時間がとても余ってますね

ゲームセンターにいきますか

再び階段をのぼって四階へ

階のすみにあるゲームセンターに向かいます

どれで遊ぶか迷いますね・・・

あれにしましょう

私は格闘ゲーム「EVA1999」で遊ぶ事にしました

椅子に座ってお金を入れます

キャラクターは・・・・・・・この子にしましょう♪

青い髪の少女を選んでゲームスタートです

30分後・・・・

ついに最終ボスです

と思った次の瞬間、画面に「乱入者です」という文字が現れます

向こう側には高校生くらいの男の子が座っています

「勝負してくれるか?じょうちゃん」

じょうちゃん・・・そんなに若く見えるのかしら♪

ってそんなこと言っている場合じゃありません

最終ボス戦で乱入とは良い度胸です

「良いですよ♪(怒)」

対戦開始です

相手は無精髭のスパイを選んだ様です

相手がキックを放ってきます

これを避けて・・

キック

パンチ

アッパー

ハリセン

投げ

キック

パンチ

アッパー

ハリセン

とどめにATFブレ−ド

全部きまった時点で相手のライフは空です

もう一度勝負しろなどと叫んでいる少年を無視して外に出ます

腕時計を見ると2:27です

急がないとおくれてしまいます

(ゲンドウ)

ユイは忘れているようだが

じつは今日はユイの誕生日だ

プレゼントを買わなくては

まずはゲームショップに行こう

エレベーターに乗って3Fのゲームショップにむかう

ユイは確か「EVA00」という格闘ゲームが欲しいと言っていた

買うゲームを持つとレジにむかう

「プレゼントなので包んでくれ」

と言うと

「お子さまにですか?」

と聞かれた

私はそんなに老けて見えるのか

会計をすませ店の外に出る

ゲームソフト一本というのも寂しいな

そう考えて私はゲームセンターにむかった

ゲームセンターに着くと一直線にクレーンゲームに向かう

中に入っている人気アニメ「パチモン」のぬいぐるみを確認しお金を入れる

このてのゲームは得意だ

結果・・・!0回中8回成功・・・・腕が落ちたな

ぬいぐるみをゲームと同じ袋に入れる

次は何処に行こう

・・・・ケーキを買うのを忘れていた

大急ぎでB1Fにむかう

ケーキ屋に入る

「これが欲しいのだが」

ユイの好きなチョコレートを選ぶ

「ロウソクを19本付けてくれ」

と言ったら

「お子さまですか?」

と聞かれた私はそこまで老けて見えるのか(涙)

店を出て時計を見ると12:25だった

急がなければ

私は大急ぎでエレベータに乗った

>ユイ

あの人が席に座る

12:31・・・・・1分の遅刻です

「すまない、遅れた」

まあ素直に謝っているし許してあげましょう

注文するものが決まったので

ウエイトレスさんを呼びます

ここのウエイトレスさんの服ってスカートが短いんです

・・・・・・・・・・・あの人の目がスカートを見ています

あとでお仕置きですね♪(怒)

私の視線にきがついた様です

大急ぎで注文しています

そしてなにごともなく食事をおえ

夕食の材料を買い

私達が帰りのバスに乗ったのは6時頃でした

「なあ、ユイ」

「なんですか」

ゲンドウさんが話しかけてきます

「今日は何の日か覚えているか?」

・・・・・・・・・・・・・思い出せません

「お前の誕生日だ」

・・・・・・そういえばそうでした

私も忘れていた誕生日を覚えていてくれたなんて・・・・・

お仕置きは無しにしてあげましょう

「誕生日おめでとうユイ」

「ありがとうゲンドウさん」

バスは暗い町を走って行きます