今回の緒言：かーぞくのしょーぞーっ！（ｂｙ中島みゆき） ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 朝の葛城邸。 シンジが朝食の準備をしているとようやくミサトが起き出してきた。 その様子はシンジ曰く、 「ズボラだし、ガサツだし、グータラだし、だらしないし、見ている方が恥ずかしくなる。」 というほどだ。 確か、家事の分担も公平に？決めた筈だが、なんだかんだでシンジが全部やらされている。 これで寝込みをミサトに襲われた日にゃ…。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― そして、今日は進路相談の日という事で、ミサトが第壱中学校に現われた。 その登場の仕方（猛スピードで駐車場に突っ込んできて、スピンターンで停車）やその容姿などに、 ２−Ａの男子達はメロメロ。 が、ミサトの本性を知っているシンジは冷めた目で彼らを眺め、女子も侮蔑の視線を男子達に送る。 さて、いよいよ三者面談。 ミサトはめかし込んで来たものの、シンジの出席回数の事で先生にやんわりと注意されてしまう。 しかし、地球の平和を守る為には仕方ないのかもしれない。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― その翌日、ミサトはリツコとともに旧東京へ赴いた。 重化学工業共同体が開発したジェット・アローンの発表会にどういうわけか招待されたのだ。 その開発責任者、時田はジェット・アローンがエヴァより優れていると言わんばかりの説明をする。 大人気なく時田に反論するリツコだが、エヴァの秘密が一部漏れていることを知って言葉を失う。 一方、控え室に戻ったミサトはビールが飲めなかった腹いせに、ロッカーを大人気なく蹴っ飛ばす。 だが、何故かリツコは冷静だった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― しかし、ジェット・アローンの歩行実演の際にトラブルが発生した。 いきなり制御不能になり、炉心融解→爆発→放射性物質飛散の可能性が出てきたのだ。 ミサトは独自の判断でエヴァ初号機を出動させ、ジェット・アローンを止めようとする。 だが、それは自らジェット・アローンの機体内部に乗り込み、 内部ＣＰＵを操作して活動停止させるという危険極まりないものだった。 そして、ミサトの決死の行動は実を結び、ジェット・アローンは停止した。 シンジはミサトを見直したのだが…。 翌朝、年下のシンジからだらしないと言われているミサトを見て ペンペンは大人気ないという言葉の意味を知った。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 今回の結言：大人のふりかけ、大人の階段、大人のオモチャ…