碇シンジ幻想計画

第][話 激闘!サバイバル作戦

今回の緒言:こういう時こそ、あのメガネくんが大活躍できるのだが

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セカンド・インパクトによって出現した孤島の一つ・箕面島。
ここに使徒の幼体が埋没している可能性があるとの事で、
正月早々NERVの面々は調査活動に赴く事になった。
しかも、今回に限り直々に指揮を取るとゲンドウが言い出した。
だが、彼の机の上に広がっているのはサバイバル・マニュアル。
「いったい何冊あるんだ?10冊ではきかないぞ?」
冬月の言葉から推測するに、どうやら使徒などいそうもないようだが…。
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冬月に留守を任せ、三人のチルドレン、ミサト、オペレーター達とエヴァ三機を率いて
箕面島にやって来たゲンドウ。
「それじゃあ、シンジくん、アスカ、レイの三人はエヴァで島内を探索して。
 何かあったらすぐに連絡の事。」
ベースキャンプ地から離れてジャングルに入っていくエヴァ。
「暑いし、ジャングルで視界は狭いし、あームシャクシャする。」
アスカは早くも不満タラタラである。
一方、ゲンドウはミサトと男性スタッフに小屋作りを命じ、自らは女性スタッフを引き連れて
動物を捕獲する罠を仕掛け始めた。勿論、途中で食べられる果物を収穫する事も忘れない。
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「島内は勿論、周辺海域まで探索を実行したのですが、
 現時点では使徒の存在の影すら発見できていません。」
ミサトはトロピカルなジュースを飲んでミスマッチな雰囲気を作り出していたゲンドウに状況報告。
「そうか。では、探索は一先ず終了して構わん。そのかわり、チルドレンには薪を集めさせろ。」
そして、ゲンドウはオペレーター三人娘を引き連れて罠の確認に出掛けた。
帰ってきたら薪拾いを命じられ、不貞腐れたアスカとレイは任務をシンジに押し付けて小屋で一休。
そこにゲンドウが帰ってきた。
「シンジ、薪は集まったか?私は食料を集めてきたぞ。」
背中に野豚や猪、胸には海で釣った大きな魚。
ゲンドウは父親の威厳をシンジに見せる事ができて御満悦。
何だかわからないがゲンドウだけは愉しんでいるようだった。
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箕面島から帰ってきたゲンドウを待っていたのはゼーレの査問だった。
いくらなんでもこんな事が死海文書に記されている筈が無い。
想定外のシナリオで済まされる話でも無い。単に遊びに行った訳だし。
「現有するエヴァ三機、全て連れて行ったその意図は何だね?」
「勿論、使徒探索ですよ。謎の巨大な未確認生命体の情報がありましたので、
 念には念を入れたまでです。」
ゼーレに答えるゲンドウの手首、顔には見事な日焼けが見えて取れた。
ゲンドウはシンジとコミュニケーションを図る為にあんな大げさな理由を用意したらしい。
本当に不器用な男であった。
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今回の結言:この箕面島って大阪府の箕面市と何か関係あるんだろうか?