碇シンジ幻想計画

第]\話 戦う理由

今回の緒言:古代ローマ・パンクラチオンのベルトを腰に巻くのはシンジか!?トウジか!?

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松代でエヴァ参号機の起動実験が行われる事になった。
万が一の為に連れて行かれたシンジは、そこで緑色のプラグ・スーツを着たトウジと出会う。
「ええっ!?トウジ、何でここに…それにその格好…まさか!?」
フォース・チルドレンはトウジだったのだ。
「これでワシもシンジ達の仲間や。ま、よろしゅう頼むで。」
「うん。こちらこそ。」
しかし、レイはともかく、エヴァのパイロットである事に誇りを持っているアスカが
これを知ったらどうなる事やら…。
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“ケンスケ…今どこで何しとんのやろ?…お前が憧れていたエヴァのパイロットに
 ワシが選ばれたと知ったら、どない思うやろ?”
乗り込んだ参号機の中で想いを馳せるトウジ。
“委員長…ワシがエヴァのパイロットになったと言うたら、どないな顔するやろ?”
そして、参号機の起動実験が開始された。だが。
「うわあああーっ!止まれ!止まれ言うたら止まらんかい!!」
トウジの意思に反し、参号機は暴走してしまう。
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「シンジくん、初号機で参号機を押さえ込んで!場合によっては力に訴えてもいいから!」
「でも、あれにはトウジが…。」
ミサトの命令にシンジは躊躇するが。
「戦わなければ参号機を止められないわ!」
「ちくしょう!!なんで親友と戦わなきゃいけないんだっ!!」
だが、シンジは決断した。
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初号機と参号機の戦いが始まった。では、以降は作者の観戦レポート。
「転蓮華!」「渋川流!」「噛み付き!」「紐切り!」「音速拳!」
正に絶技繚乱!
最後に、初号機は参号機をフロント・ネック・ロックに捕らえた。その直後。
「ウオォォォォォォォン!!」
咆哮する初号機は装甲板(拘束具)を吹っ飛ばした。
エヴァ初号機の背中に見えたもの、それは…。
「おッ…鬼の貌だ―――ッッ!!!」
参号機の歯が砕け散り、両腕が力なく下に落ちた。
勝負ありッッッッ!!
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今回の結言:エヴァは鬼をイメージしてデザインされたとか