碇シンジ幻想計画

第]]話 守りたいから

今回の緒言:やっぱりセットは青、シュートは赤の役目だね

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シンジはトウジのお見舞いに行った。
自分のせいでトウジを巻き込んだと思い、責任を感じて謝罪の言葉を口にするシンジ。
だが、参号機のパイロットになると決めたのは自分自身だから気にするな!
と、ベッドにいるトウジに逆に励まされてしまう。
「こんな怪我なんぞ、あっちゅう間に治してシンジと一緒に戦ったるわい。
 そやから、そんなショボくれた顔すんなや。」
これだけの元気があれば、トウジが再び参号機に乗れる日も近いだろう。
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そんな時、最強の敵、第14使徒・ゼルエルが現れた。
エヴァ・チームは直ちに出撃する。
「ATフィールドは中和してる筈なのに!」
「どうしてやられないのよ!!」
パレット・ライフルにロケット・ランチャーにポジトロン・ガンと、
エヴァの攻撃は全て強力なATフィールドに阻まれ、効果が無い。
「!」
そして、ゼルエルは紙の様な薄っぺらい手を振り回して周囲の兵装ビルを次々と輪切りにしていく。
まるでモノ・ワイヤーのような鋭さに防戦一方だ。
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その時、リツコから連絡が入った。
「このままでは埒が開かないわ。新兵器を使うわよ。」
「新兵器?」
「敵の強大なATフィールドを打ち破るには、エヴァ三機のATフィールドを
 一つに収束してぶつけるしかないわ。」
「どうやって?」
そこで、新兵器の登場だ。その名もエヴァ・ハリケーン!
それは、エヴァ三機のATフィールドをエネルギーとして封じ込めたボールを使徒にぶつける、
という、いわばATフィールド爆弾とでもいうものだった。
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兵装ビルのシャッターが開き、地下から打ち出された楕円型ボールが現われた。
弐号機がそれを手にし、アスカは精神集中してATフィールドをボールに込める。
エヴァ・ホームランの時の応用だ。
「弐号機分の充填完了!」
「次!シンジ!」
弐号機から初号機にボールが投げられるが、それをゼルエルの手が叩き落とした。
「綾波!援護してくれ!」
零号機がリボルバーでゼルエルを牽制している間に初号機がボールを拾い、エネルギーを充填した。
「次は綾波!」
だが、ゼルエルはそれを防ごうと零号機に突進した。
「させるか!」
弐号機の投げたソニック・グレイブが兵装ビルに突き刺さり、それに引っ掛かって躓くゼルエル。
そして、零号機もエネルギー充填を完了し、地面にボールをセットした。
「弐号機!シュートよ!!」
「任せて!シューーートォッッ!!」
初号機がパレット・ライフルでゼルエルを牽制しているその隙を突いて、弐号機はダッシュ。
ボールを使徒に向かって蹴り放った。
エヴァ・ハリケーンは後部に数枚の羽を出し、錐揉み回転しながら飛んでいき、
ATフィールドを貫いてゼルエルに命中した。
大爆発が起こり、ゼルエルは殲滅された。
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今回の結言:♪バンバラバンバンバン、バンバラバンバンバン、誰が付けたか、俺達は〜