碇シンジ幻想計画

第24話 新世界より

今回の緒言:新世界は大阪にあり

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時に、西暦2085年。人類は謎の生命体、[魔装機兵]の襲撃を受けた。
敵に対する通常兵器の効果は認められず、国連軍は作戦の遂行を断念、
全指揮権を神兵器管理機関[クーゴ]へ委譲した。
人類の明日を守る為、神兵器アンジェリスが、今、出撃する。
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みんながミサト先生の授業で意見交換を行っている中、一人何事か呟くシンジ。
何をしてるのかと言えば創作小説を執筆中のようだ。
小説を書くのは別に悪い事ではないが、授業中にやるのは流石にマズイ。
「シンジくーん、何を書いているのかなー?」
気が付くと、すぐ傍にミサトがいた。
「あ、いえ、何でもないです。」
「怒らないから見せてみなさい。」
しぶしぶシンジはノートをミサトに渡した。
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「ふーん、小説か…でも、今は授業中よ。授業をほっぽいといて執筆と言うのは感心しないわね。
 と言う事で、このノートは私が預かっておきます。」
案の定、シンジはミサトにノートを取り上げられてしまった。
その小説のタイトルは[魔神戦記アンジェリス]となっていた。
「えっ、我々がその小説の登場人物に使われているんですか?」
「まあ、中学生ですからね。身近な人間を登場人物に使うのも仕方ないですよ。」
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結局、シンジがミサトからノートを返して貰えたのは数日後の自宅でだった。
「ところで、クライマックスのところから先のプロットがまだ書いてないけど、どうなるの?」
「どうしようか、迷っているんです。大団円のハッピーエンドにするか、衝撃の結末にするか、
 それとも夢オチにするか…。」
「夢は現実の続き、現実は夢の終わり。」
「?」
「シンジくんがその小説にどんな世界を描くのかは、シンジくんの自由よ。
 だけど、シンジくんが決めなくちゃならないわ。」
果たしてシンジは、この物語にどんな結末を描くのだろうか?
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今回の結言:浪人生の時に新世界に行った事がある。