碇シンジ幻想計画

第]]X話 決戦前夜

今回の緒言:深読みしないように

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レイはカヲルと対峙していた。
「あなた…誰?」
「君と同様、仕組まれた子供さ。」
「目的は何?」
「それはもうすぐわかる筈さ。ただ一つ言えるのは、僕はシンジ君の敵ではないという事さ。」
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ゼルエルの残骸から回収したS2機関のコピーがエヴァ全機に搭載された。
最後の戦いに向けての準備は万端だ。
そんな時、カヲルがいきなり発令所にやって来た。
「碇司令。ゼーレの総攻撃がそろそろ始まるようですよ。いい加減に真実を公表したらどうです?」
カヲルの出現にミサト以下、発令所のスタッフは驚いた。
なぜなら、部外者のカヲルが誰にも気付かれる事無く、そこに現われたからだ。
だが、ゲンドウは動じていなかった。
「ゼーレの動きを何故知っている?」
「僕はゼーレの使者だからですよ。」
カヲルの爆弾発言にミサト以下、発令所のスタッフは騒然となる。
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既にゼーレを敵としているゲンドウにとって、カヲルは敵も同然。
だが、ゲンドウは冷静だった。
「君の目的は何だ?何故、やってきた?」
「そんな事はどうでもいいんです。ゼーレとの戦いを前にして、シンジ君達やNERVの人達に
 いつまでも真実を隠しておくのは真摯ではないのでは?」
「今、真実を公表したらどうなると思う?」
「別に。大事なのはあなたの意志です。
 あなたの決意の強さがゼーレとの戦いを勝利に導く筈です。」
カヲルの言葉を注意深く聞いていたゲンドウは決意した。
「冬月。時が来たようだ。」
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こうして、ゲンドウの口からNERV職員に向けて真実が語られ始めた。
セカンドインパクト、秘密結社ゼーレの存在、NERVの真の目的、そして人類補完計画の真相…。
その全ては間違っていたのだ。未来はゼーレの為ではなく、若者達の為にある――――
その結論に達したゲンドウはゼーレと決別し、その命運をシンジ達に託すのだった。
かくして、NERV対ゼーレという人類同士による最後の戦いが始まった!
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今回の結言:なんか、ギャグでなくなってるなぁ…。