EXTRA HUMANOIDELIC MACHINARY EVANGERION2? The Musical

偽死海文書

その1 あふれよわが涙、と警官は言った

クミ「はぁーい、クミでーす!みんな、元気してた?私は勿論、アルファもベータも元気です。
   ただ、出番が少なくて榊警部は泣いてるみたいだけど。」
作者「こらこら、そんな猫や犬や警察官がどこにいる。もう、その麗夢ノリはいいっつーの。」
クミ「おおっと、これは厳しいツッコミ…ならば、
   ♪だけど、涙が出ちゃう…だって、女のコだもん。」
作者「いや、確かに今は女のコだけどね…。」
クミ「♪星が瞬ーたいてー、サ・サ・サ・サタデナイート(tonight)、
   涙なんーてのもーアフ溢ーれるよ〜。」


その2 ある晴れた日に

ある晴れた日曜日。
たまたま全員非番になったオペレーターの三人はピクニックに出かけた。
ピクニックの唄といえば「♪丘を越え行こうよ、口笛吹きつーつ。」であるが、
せっかく晴れているのでお題は‘晴れ’となった。
日向「♪晴れたらいいねッ!晴れたらいいねッ!晴れたらいいねッ!」
青葉「♪晴〜れた空〜、そ〜よぐ風〜、港〜出船の〜ドーラの音愉し〜。」
伊吹「♪ある晴れた昼下がり…ドナドナドナドナ、荷馬車は揺れる〜。」
思わずコケる日向と青葉。
作者「明日の天気は雪時々雨、所によって一時晴れのちグゥ。」


その3 いつか決して

その日、ヒカリはトウジとのデートで「いちご白書」という古い映画を見た。
ヒカリ「♪いつか〜君と行った〜映画がまた来る〜、授業〜を抜け出して〜時々出かけた〜。」
帰路で思わずヒカリはその唄を口ずさんでいた。
トウジ「♪五日、六日七日、八日九日、十日十一日、十二日十三日…十四、早ウとめんかい!!」
作者 「やはりこいつの将来はコメディアンだな…。」


その4 内側の世界

シンジ「何だ、これ?…何処だ、ここ?」
作者 「では、ヒントをやろう。」
そして、彼に見えたものは彼の知っている人々。
シンジ「僕の知ってる人達…僕を知ってる人達…。」
次に見えたのは様々な[使徒]。
シンジ「敵…敵…敵…敵…みんな敵…。」
作者 「つまり、君は君自身の内側の世界にいるのだよ。」
シンジ「♪Fight from the inside…。」
作者 「まだまだ余裕だな…。」

 
その5 堕ちてゆく僕たち

ある日、シンジは不良にカツアゲされそうになった。その時!
(?)「♪ひゃらーりひゃらりこ、ひゃらーりひゃらりこ。」
そこに白馬に乗って笛を吹きながら現われたのは、白いたてがみの鏡獅子姿のカヲルだった。
不良はあっけなく退治された。
カヲル「大丈夫だったかい、シンジ君。」
シンジの手を両手で包み、熱い視線でシンジを見つめるカヲル。
シンジ「いや、それよりもその格好は…?」
カヲル「♪春の木漏れ日の中で君のやさしさに、埋もれていた僕は弱虫だったんだヨネ…。」
作者 「下手すると、こいつは電波少年そのものだな…。」


その6 堕ちてゆくふたり

ムサシ「知ってるか?<マップス>という漫画に出てくるサイケデリックな超能力者が母星に
    強制送還される時、ミサイルにくくりつけられて地上に発射されたんだけど、
    その際に主人公を道連れにしたんだ。マナ、君はどこに堕ちたい?」
マナ 「今、そんな話をしている場合!?この脱出ポッドがどこに落ちるのかわからないのに…。」
ムサシ「♪堕ちてゆく〜星の運命〜、君は今〜土に還る〜。」
マナ 「土に還りたくなーいっ!!」
作者 「こうして二人は永遠に結ばれたのであった…?」


その7 俺には口がない、それでも俺は叫ぶ

ある日ペンペンは留守番中にテレビを見ていた。
「悲しい時〜っ!」「悲しい時〜っ!」と叫んでスケッチブックでギャグをかます二人組。
偽死海文書詩を叫びながらドリアンを食べる金髪の男。
「♪叫べ!呪え!吼えろ!怒れ!殺せ!!」とシャウトする宗教団体。
テレビに感化されたのか、いきなりペンペンは立ち上がって叫んだ。
ペンペン「♪俺は言葉を喋らない、ダダッダー!ペンギンだから、鳥類だから、ダダッダー!」
作者  「しまった、一応こいつにも口はあった…。」


その8 かくて神々は笑いき

冬月「♪どこ?どこ?どこから来るのか黄金バッート。コウモリだけが知っている。
   ワハハハハハハ…。」
作者「何をいきなり…。」
冬月「知ってるかね?笑いは百薬の長という言葉を…笑う門には福来る、笑いは健康に繋がるのだ。
   ではまた会おう。SEE YOU BAD AGAIN!ドヒャヒャヒャヒャ…。」
作者「♪It in the lap of the god,Lah〜lah〜lalala〜」


その9 かくて光あり

洞木邸にて。
コダマ「♪光、光、光を呼ばん、称えよ池高、輝く池高、池高、池高、おお我らが池高〜。」
ヒカリ「お姉ちゃん、私を呼ぶ時に唄うのはやめて。」
ちなみに今は夜9時を過ぎて、しかも停電中。
コダマ「♪だーから負けない光、強い光勇気の光照らしたい、何があっても君だーけを〜。」
ヒカリ「お姉ちゃん!」
作者 「与作を唄うが良かろう…。」


その10 ガラスの小鬼が砕ける時

鈴原邸にて。
ナツキ「♪こわれそうなものばかり集めてしまうよ、輝きは飾りじゃないガラスの十代〜。」
間違ってガラスのコップを落として割ってしまったナツキ。
トウジ「ナツキ。危ないから触ったらアカン!」
と言いつつ後片付けするトウジ。本当に妹思いの兄貴である。
トウジ「今度からは気い付けなアカンで。」
ナツキ「♪ガラスの少年時代の破片が胸へと突き刺さる〜。」
作者 「コイツはきっと「ワイはイイコや〜。」という性格だな…。」


その11 コウスルト感ジマスカ?

レイ 「自らの力で自分自身をイメージできれば誰もがヒトの形に戻れるわ。」
ユイ 「心配ないわよ。全ての生命には復元しようとする力がある。
    生きていこうとする心がある。」
シンジに優しく語りかけるユイ。
ユイ 「例えばイメージしてごらんなさい。擦りガラスのザラザラした面を彫刻刀でこすったり、
    黒板に爪を立ててギーッと引いたり、金属のお皿をフォークで引っかいたり…。」
シンジ「か、母さん…?」
ユイ 「♪何か、感じて頂けたでしょうか?」
作者 「♪感じたからって、意味は無いです…。」


その12 心にかけられたる者

今は仮の名で札幌に暮らすマナ。だが、完全な自由ではなく、監視付きの自由だった。
北海道から出る事はできないし、本州以南に連絡を取る事もできない。
(?)「辛いだろうが、もう少しの辛抱さ。まあ、鬱な気分はスポーツで発散すればいい。」
男は足元に転がってきた野球のボールをマナに渡した。
(?)「ほら、お友達が呼びに来たぞ。じゃあな。」
ボールを受け取ったマナは一先ず笑顔を見せると、友人達の所へ駆けて行った。
マナ 「♪悩んでいたって明日は来ーるけど、流してみないか、心の〜汗を〜。」
作者 「今更だけど、北海道日本ハムファイターズ、アジアNo.1おめでとう。」


その13 最後から2番目の真実

キョウコ「シンジくんとはどこまで進んだの?」
アスカ 「マ、ママったら、そんな事聞いてどうするの?」
キョウコ「別に。でもシンジくんとの仲がなかなか進まないのなら、相談に乗ってあげるわよ。」
アスカ 「ありがとう、ママ。でも、大丈夫よ。私はシンジを信じてるから。」
最初の恋は年齢差で失恋に終わったが、今度の相手は同い年、そして命懸けで戦った者同士。
今度こそアスカの恋は実を結ぶだろう。
アスカ 「♪恋も二度目なら少しは上手に愛のメッセージ伝えたい…。」
作者  「Not even justice,I want to get truth.
     真実は見えるか?」


その14 ささやかな遺産

日向   「ただいま使徒接近中!ただいま使徒接近中!」
第九使徒接近をネルフ本部に伝える為に日向にカー・ジャックされた選挙カー。
高橋ノゾミ「王貞治に勝つにはどうすればいい?大田胃酸(王退散)を飲め、なんつって…。」
どうやら彼はパニックになってるらしい…。
ウグイス嬢「♪ささやかに望んだHappiness、叶えられるその瞬間まで〜。」
作者   「♪信じてよ一人じゃないと、離れないさ君の傍を…。」


その15 ささやかな叡智

(?)「デーモン…思い知るがいい、神の叡智を!」
サツキ「カエデ、叡智ってどういう意味か知ってる?」
カエデ「♪仮面ライダーH、H、H〜。」
アオイ「アホンダラ!」
カエデの後頭部に炸裂するハリセン!
作者 「♪ウチら陽気なかしまし娘〜。」


その16 惨酷な方程式

リツコ「方程式と言えば?」
青葉 「波動方程式。」
日向 「運動方程式。」
伊吹 「熱化学方程式。」
ミサト「勝利の方程式。」
リツコ「それは違うわ。」
ミサト「何でよ!?」
マリイ「腐った蜜柑の方程式。」
一同 「は?」
マリイ「まあ、優秀なネルフのスタッフの皆さんが御存知ありませんの?
    箱の中の蜜柑が一つでも腐れば、箱の中の蜜柑は全滅するという事ですわ。」
全員 “天使の顔して、なんて慇懃無礼な…。”
マリイ「♪残酷な天使のように少年よ神話になーれ〜。」
作者 「♪シュプレイヒコールの波、通り過ぎてゆく、変わらない夢を、流れに求めて〜。」


その17 所有する人々

引き出しからやおらピストルを取り出した、日本政府内務省情報局長。
加藤長官「♪僕らはみんな持っている、持っているから偉いんだ、
     ピストルを太陽に透かしてみれば〜、真っ赤に流れる犯人(ホシ)の血潮〜。」
作者  「後任を八巻に任せた後、彼は火付盗賊改方長官になったとかならないとか…。」
     (本名:加藤ヘイゾウだって。)


その18 すべてこの夏のこの一日から

ある夏の日。学生達は既に夏休みに入っている。
加持 「ついこないだ教師になったばかりなのに、もう夏休みか。」
ミサト「♪あー夏休み〜、チョイト泳ぎ疲れ胸にcool baby〜。」
加持 「思い出すな、あの四畳半のアパートでの同棲生活。」
ミサト「♪夏が来れば思い出す、遥かな尾瀬、遠い空。」
加持 「…おーい、今どこにいるかわかってるか?」
ミサト「♪夏・夏・夏・夏・ココナッツ、愛・愛・愛・愛・アイランド〜。」
作者 「メートル上げてるのう…。」


その19 すべての時間が噴きでた夜

時田「信じられない…JAはあらゆるトラブルケースを想定して作られていたのに…。」
だが、JAは遠くへ歩き去っていく。このままでは炉心融解、そして爆発…。
時田「♪火傷するほど熱き血しぶき、生命かけ噴き上げよvolcano〜。」
部下「歌ってる場合ですか!?」
時田「♪時間よとまれ、命のめまいの中で〜。」
作者「時田が叫ぶ、最後の言葉…悪夢だあぁーっ!!」


その20 聖なる侵入

クリスマスの夜、ミサトがふと気付くと枕元にサンタの格好をした加持が立っていた。
加持 「♪聖し、この夜。」
ミサト「怒るでェ、ホンマ。」
加持 「それは<きよし>じゃなくて<やすし>。」
ミサト「何しに来たのよ?それより、どこから入ったのよ!?」
加持 「プレゼントを持ってきたのさ。勿論、玄関の鍵を開けてね。」
袋の中から加持が取り出したのはピンク色のマッサージ器。
ミサト「そ、そんな物使うかあぁーっ!」
加持 「そうかな?その真っ赤な顔がそうではない事を物語ってるぜ。」
小さなピンク色の卵をミサトの目の前で振り子のように揺らす加持。
加持 「♪聖らかな悪魔達〜が飢えている、飢えている、飢えている、お前の〜心の中で〜。」
作者 「どこをマッサージするのかは勿論秘密です…。」


その21 世界の縁にたつ都市をさまようモノ

シンジだって、死んじゃったら好きも嫌いも無いじゃないか。
死を願うマユミに優しい言葉をかけてくれたシンジ。
そのシンジへの淡い想いを胸に日々を過ごしてきたマユミは、
再建された第三新東京市に再び引っ越す事になった。
マユミ“碇くん…また、貴方に会えるのね…。”
だが、マユミがもう一度見たシンジはアスカと楽しそうに談笑していた。
マユミが父と世界中をさまよっている間に、シンジは既に大事な女性を見つけていたのだ。
マユミ「♪世界中の誰よりきっと、甘い夢見てたから…。」
作者 「そして、新しい恋が始まる…。」


その22 そして目覚めると私はこの肌寒い丘にいた

ここはネルフ・ロシア支部。
歩哨の警備員「う〜、さみ〜。何か最近、いつもより寒いな…。」
ニコライエフ「さみー、と言えば<超時空ロマネスク・沙美ー>。」
空から雪が降ってきた。
ニコライエフ「そうだ、<魔法少女プリティサミー>というのもあるぞ。」
既に歩哨の警備員は足元が凍り付いている。
彼は気付いた。なぜこの地がいつもより寒くなったのか。
それは目の前の支部司令官が新たにこの地に着任してからの事だった。
ニコライエフ「うーむ、そんなに肌寒いかね?」
歩哨の警備員「お願いですから、早く自分の部屋に戻ってください。」
ニコライエフ「♪目覚めれば君がそこにいる、何気ない暮らし色褪せていった…。」
作者    「板垣学の親父には敵うまい…。」


その23 そして私は失われた道を辿り、この場所を見出した

シンジの本当の想いを知って自ら身を引いたレイ。
カヲルリリンは誰も君と供に生きていく事はできない。
レイ “では、私はこれからどうしたらいいのだろう…。”
彼女の足はいつの間にかセントラル・ドグマからターミナル・ドグマを抜けてある所へ向っていた。
ヘブンズ・ドアの中にやってきたレイ…だが、当然の事ながらそこにリリスの巨大な姿は無かった。
今のレイがリリス自身なのだから。そして、同時にアダムでもあるのだ。
レイ 「真辺先輩…私はどうしたらいいのかしら?」
嘗てリリスが磔られていた巨大な十字架を見上げてレイは呟いた。
レイ 「♪ひとつのこらず君を悲しませないものを君の世界のものにすればいい
    そして僕は途方に暮れる…。」
作者 「そして、新しい恋が始まる…。」


その24 第二の夜明け

またもナオコは徹夜して、自分の研究室で夜明けを迎えた。
何故、部屋の中にいて夜明けだとわかるのか?それは、時計のアラームを聞けばわかる。
『♪夜明け〜の〜刑事、夜明け〜の〜刑事。』
日付が変わる時はおそらく<明日の刑事>のテーマであろう。
ナオコ「♪ルールールルルー、ルールールルルー、ルールールルルー、ルルルールールー。」
作者 「別に涙を流している訳ではない…。」


その25 高い城のオトコ

ピクニックから帰ってきたオペレーターの三人はそのままカラオケ屋になだれ込んだ。
青葉「♪男は誰〜もみな、無口な兵士〜。」
日向「♪男だったら、一つに賭ける〜、賭けて縺れた謎を解く〜。」
伊吹「♪Higher Higher 今〜、TOPを目指して。」
作者「今回はちょっと強引だったな…。」


その26 脱出を待つ者

クミによって碇ユイはエヴァ初号機のコアからサルベージされた。続いて惣流キョウコも。
次は鈴原ハルカの番だ。
ハルカ「そう言えば、機動戦士ガンダムの最終話は確か‘脱出’だったわね…。」
参号機のコアから出れるのを今か今かと待つ彼女は連想ゲームをしていた。
ハルカ「脱出と言えば…ランナウェイよね。
    ♪ランナウェイ〜(ランナウェイ)とても好きさ(ランナウェッエーイ)」
この母にしてあの子あり。
作者 「今回もちょっと強引だったかな…。」


その27 旅にでるときはほほえみを

日本政府内務省中央情報局にて。
八巻「加持、新たな指令だ。」
加持「♪お引越しのお祝い返しも済まないうちに、また〜ですか〜?」
せっかく引越しが終わったのに、別の土地に長期滞在する事になり、加持は苦笑した。
八巻「♪遠い旅の空から〜君に送る便りは〜力まかせのなぐり書き〜
   なんてのは困るからな。」
そう言って八巻はクレジットカードにもなる新たなダミーの身分証を加持に渡した。
加持「出かける時は忘れずに、ってやつですか?」
作者「Do you know me?」


その28 小さな、小さなジャッカル

サツキ「クイズです。主人公がスターリングという少年で、アライグマを育てるアニメは?」
カエデ「はいはいはい!主題歌唄えるよ。
    ♪神様ありがと〜う、ジャッカルに会わせてくれて〜
    ジャッカルに会わせてくれて、ジャッカルに会わせてくれて、
    ジャッカルに会わせてくれて、ジャッカルに会わせてく〜れ〜て〜。
    あらいぐまジャッカル!」
アオイ「ラスカルやっちゅうねん!」
カエデの後頭部に炸裂するハリセン!
作者 「どうやら自分はカエデが気に入ってるようだ…。」


その29 血は異ならず

(?)「ぴがほぴー。」
誰がこの言語を翻訳できるのだろうか?
カエデ「血が欲しい、だってさ。」
サツキ「あんた、なんで解るのよ?」
カエデ「何故でしょう?…フッフッフッフ、
    ♪血が足りない夜はシャバに出て〜満ち足りた天使に牙をたてる〜。」
アオイ「ゼナでも飲んでろ!」
カエデの後頭部に炸裂するハリセン!
カエデ「ゼーナ、ゼーナ、ゼナが好き…ガク。」
作者 「♪血を啜り、涙して、勝ち得し御旗、濁世の最中、燦たる光〜(以下省略)。」


その30 つぎの番

クミによって碇ユイはエヴァ初号機のコアからサルベージされた。
次は惣流キョウコの番だ。
エヴァ弐号機から出たら今まで直接与えられなかった愛情をアスカに惜しみなく注ぐ事ができる。
喜びに胸を熱くしながらその時を今か今かと待つキョウコ。
キョウコ「♪ずっと置き去りだった優しさを〜取り戻すその日から始まるのよ〜つぎの夢は〜。」
作者  「どうしました?」
(?) 「あの、腹筋をしたいんですが…」
作者  「失礼ですがどちら様でしょう?」
(?) 「亀です。」
作者  「次の人〜。」


その31 出口はどこかへの入り口

出来たばかりのネルフ内、最初はリツコも迷った。
リツコ「これじゃまるで迷路ね。」
ある部屋の出口だと思ったら、そこはまた別室の入り口だったりするのだ。
これじゃまるで‘始まりと終わりは同じ所に’と同じである。
リツコ「♪何処へ〜何処へ〜この道は往くの〜だろう。」
作者 「♪どーこかーで子供が泣いてーいる〜、魔神ゴーラが笑ってる〜。」


その32 ドアたちが挨拶する男

トウジとケンスケは自分たちの組むバンドの名前について話し合っていた。
トウジ 「昔、doorsというバンドがあったんやけど、その子供達もバンドを組んだんや。」
ケンスケ「何てバンド?」
トウジ 「その名も、コモドアーズ(子もdoors)や!」
ケンスケ「今一つだな…。」
などとやってる間に昼休みは終わり、二人は屋上を後にすることにした。
ケンスケ「このドア、重いんだよな〜。トウジ、手伝ってくれよ。」
トウジ 「♪二人でドアをしめて〜。」
ケンスケ「♪ハイ、どこでもドア〜。」
作者  「挨拶の‘お・あ・し・す’は重要です。」


その33 時とのもめごと

トウジとケンスケは例によって女子更衣室のノゾキにチャレンジしていた。
トウジ 「どうや?なんか見えるか?」
ケンスケ「うーん、誰かのお腹が見えるが…。」
トウジ 「誰の腹や?」
ケンスケ「うーん…原田トモヨの腹だと思うよ。」
その時、二人の背後に一人の少女が現れた。
(?) 「あんたたち!そこで何やってるの!」
その声に思わずビクッとして、ゆっくり振り返った二人の前にいたのは…。
トウジ 「イ、イインチョ…。」
その瞬間、二人の時は凍りついた。
ケンスケ「♪時を止める少女〜。」
トウジ 「♪時のいたずら〜だね、苦笑いだね〜、冷たい風が今、吹き抜けるだけ〜。」
作者  「♪時の流れを止めて、変わらない夢を、見たがる者たちと、戦うため〜。」


その34 名前のない土地

キール   「希望は無くとも怨念が有る限り、私はまだ死なぬ!いつの日か碇達を滅ぼしてくれよう!!」
人類補完委員「キール議長はまだいい!」
   〃   「我々は番外編の出番さえ無かった!」
   〃   「大体、個人名さえ無いというのはどういう事だ!?」
   〃   「そうだ!人類補完の前に我々の人名を補完すべきだ!」
   〃   「♪俺の、俺の、俺の名前を呼べ〜。」
作者    「またもネタの使い回しです…。」


その35 涙を流して

オペレーターの三人はカラオケ屋から行き付けのBarに移動した。
日向「葛城さん…どうしてあんなちゃらんぽらんな男に…。」
伊吹「センパイ…どうして私の気持ちに気付いてくれないんですか…。」
青葉「ちくしょう…どうして俺だけ本番で名字を呼ばれなかったんだよ…。」
思いの丈を洗い浚いぶちまけて飲み続ける三人。
日向「♪涙を拭いて〜、抱きしめ合えたら〜。」
青葉「♪涙は心の汗だ、たっぷり流してみようよ〜。」
伊吹「♪涙くんさよなら、さようなら涙くん、また会う日まで〜。」
作者「この三人は真作では出番が減ってしまうのです…。」


その36 名も無き街

【BGM】
 パーン、パパパパーン、パンパンパンパーン
 じゃじゃじゃじゃん、じゃん、じゃんじゃんじゃん

いきなり現れたポニーテールの少女。
ゼーレ「そちは誰(たれ)か?」
クミ 「名も無き者…。」
ゼーレ「猪口才な奴!名を、名を名乗れ〜!」
クミ 「赤胴鈴之介だ!」
キール「何者だ?」
クミ 「名も無く声無く姿無し…されど、この世を照らす光あらば、この世を斬る影もあると知れ…
    天魔覆滅!」
こうして、ゼーレは消滅した…かどうかは定かではない…。  
作者 「ゼーレは名前どころか姿さえ無かったな(なにせSOUND ONLYだから…)。」


その37 眠れ、安らかに

トライデントでの訓練に明け暮れる日々。
だが、操縦がなかなか上達せず、ムサシ、マナ、ケイタに眠れない夜が続いていた。
ムサシ「♪眠りなさい、眠りなさい、僕の心よ…。」
マナ 「♪眠れ、眠れ、母の胸に…。」
ケイタ「♪眠れない夜と雨の日には、忘れかけてた愛がよみがえる〜。」
マナ 「何々、ケイタって好きなコがいるの〜?」
ムサシ「だめだ、コリャ…。」
作者 「この中に一人、死んでしまう者がいる…お前やろ?」


その38 光あれ

洞木ノゾミ、中学一年生。まだまだ落ち着きの無いお年頃。
今日も夕飯時にテレビのCMに合わせて歌いだした。
ノゾミ「♪光る海、光る大空、光る大地〜、行こう無限の地平線〜。」
ヒカリ「ノゾミ、ご飯食べてる時に歌うのはやめなさい。」
コダマ「まあまあ、まだ子供なんだからしょうがないわよ。」
ヒカリ「そう言うお姉ちゃんもノゾミの唐揚げ取らないの!」
ノゾミ「♪光る、光る初芝、回る、回る初芝、走る、走る初芝、みんな、みんな初芝。」
作者 「島耕作はどこまで出世するのだろう?のらくろは大尉まで出世したが…。」


その39 羊は見上げる

ゲンドウ「♪羊飼いの唄が聞こえる、草原渡る風のハミング…。」
ここは碇牧場。ゲンドウ・シンジの親子は樵で貯めたお金を元にして牧場を手に入れた。
主に飼育しているのは羊である。
だが、シンジは最近、都会が恋しくなっていた。
シンジ 「父さん…僕はやっぱり第三新東京市に戻るよ。」
ゲンドウ「…ばかもーん!!」
激怒して卓袱台を引っくり返したゲンドウはシンジを外に連れ出した。
ゲンドウ「♪見上げてごらん、夜の星を〜。」
そこには空気の汚れた都会では見られない、美しい星空が広がっていた。
ゲンドウ「シンジよ、あれが巨人の星だ。」
作者  「そして、物陰にはその二人を見守る赤いワンピースの女性が…。」


その40 訪問者

今日は家庭訪問の日。だが、シンジの家が最後と言うことで、
ユイから酒を振舞われた老教師はすぐに出来上がってしまった。
老教師「♪人生楽ありゃ苦もあるさ〜。」
作者 「水戸訪問、なんつって…。」


その41 見込みのない、種子

太平洋上を進むオーバー・ザ・レインボウ。
日本行きは散々な目に逢った。
ふと飛行甲板に目をやった艦長は、クルーが何かを蹴ってサッカーに興じているのを見つけた。
艦長「あれは何を蹴ってるんだ?」
副長「…どうやら椰子の実ですね。」
おそらく、第六使徒との戦いのドサクサに漂流しているのを拾ったのだろう。
艦長「椰子の実か…。
   ♪名も知らぬ遠き島より流れ着く椰子の実一つ…。」
副長「そう来ましたか。ならば…。
   ♪今に生まれそうだ、悪魔の種が 踊る刺青の中で〜。」
作者「椰子の実だったら、サッカーよりラグビーかフットボールの方が合ってるな…。」


その42 無辺への切符

人類補完計画に失敗したゼーレ、いやキール・ローレンツ。
もはや、生きる糧はただ一つ、ゲンドウ達への復讐のみ。
その夜、キールは悪魔と手を結び、冥府魔道を歩むことにした。
カオス博士「♪Night,Night,Night,it's DEAMON's Night!」
キール  「♪帰ることの無い旅に出たohoh、片道切符握って〜。」
作者   「あと少しだ…。」


その43 闇と夜明けの間

その男はいつ、どこから来たのだろうか?
何のためにこの世界に現れたのか?
現れたのは夜の暗闇から。
カオス博士「♪夜と朝の間に。」
目的はこの世の終わりを告げるため…。
カオス博士「♪赤い〜夕日を〜背に浴びながら〜、江戸の〜夜明けの〜幕〜を引く〜、
      隠密同心捜査網〜。」
作者   「終わった…何もかも…。」


偽死海文書とは?
作者「♪Liar! oh〜everybody deceives me
    Liar! why don't you leave me alone?
    Liar! T have sailed the seas
    Liar! from mars to mercury
    Liar! T have drunk the wine
    Liar! time after time
    Liar! you're lying to me
    Liar! you're lying to me
    Liar! Liar! Liar! Liar!」



超人機エヴァンゲリオン2?

「偽死海文書」―――胎動

完
あとがき