『リリアンの姉妹制としてはもうすぐ終わりだね。でも良かったらこれからも……』 由乃 「……(手を右に伸ばす)」 令 「……(ポップコーンを渡す。目は画面から離れない)」 『……これまでもこれからもずっとお姉さまはお姉さまです』 乃梨子「……(黙々とメモ)」 江利子「……(ニヤニヤしながら画面と周囲を見ている)」 聖 「いい加減にしろー!(ハリセンで江利子のおでこをはたく)」 江利子「あいたたた。いきなり何をするのよ」 聖 「なに人の私生活をじろじろじろじろと見ているのよ! そこ! 何度も巻き戻してみない!(白いチョークを投げつける)」 由乃 「アタッ。なにするんですか白薔薇さま!」 聖 「なにするもアレするも無いわよ! まったく黄薔薇揃ってろくでもない……」 江利子「まぁまぁそう恥ずかしがらずに♪」 聖 「人ごとだと思ってこのデコチン!」 江利子「(目を細める)あら、そう? 今からこれの上映会でも開こうかしら? (おでこへのキスシーン、薔薇の館でのドキドキシーンetcがPSPに映っている) 当時は出番の関係で由乃ちゃん暴走していたけど今見せたらさぞ喜ぶでしょうねぇ〜」 聖 「なっ! あっ……!(真っ赤)」 江利子「ふふん早速買ってみたのだけどいきなり役に立ったわね、PSP。 って、あれ聖ちゃんどうかしましたかぁ〜? まるで金魚みたいですねぇ〜(クスクス)」 聖 「お……鬼、悪魔」 江利子「あぁなんて甘美な響きかしら♪ まぁ出番の少ない私たちの数少ない娯楽なんだからあなたはここで黙って座っていたら♪」 聖 「……」 江利子「だけど真っ赤になって萌えるのは蓉子の専売特許だと思っていたけど…… 聖のこの姿もなかなかよねぇ〜 そそるわぁ〜 ……食べちゃいたいくらい♪」 聖 「(後ずさる)」 江利子「フフフ」 聖 「ハハ」 江利子「フフフフフ」 聖 「アハハハハハ」 江利子「……ガチと呼ばれる白薔薇さまのお味はどうかしら?」 聖 「それはネタが違うってやめっ! むぅうぅ☆※#”%$!!」 乃梨子「(メモの手は止まらないまま) 次回は最終話『cardboard smile(仮)』です。 外伝の公開が先になる可能性もあるらしいですが。 それではまた次回の放送局にてお会いしましょう。ごきげんよう」 乃梨子「(メモの手を止め) 志摩子さんにもこう言えばいいわけだ…… フフ、フフフ、フフフフフ」