シンジが、ネルフに旅立った日、アンプは、いつも以上の労働が行われた。

そう、仕事ではなく、労働である、そう事の起こりは・・・。

 金髪の妙齢の女性”レビア”はサイバー世界から、蒼白な顔をして帰ってきた。

「所長!大変です、ネルフの司令官の顔と、データ―です。」

 ラリーに差し出された、紙には、「碇ゲンドウ ネルフ総司令 少将 etc」最後の欄に、「ロリ、ショタのけあり」その欄と、ゲンドウの名前に、ラリーの顔色が変わった。

「レビア、十老会に行くぞ」

「わかりました」

 二人は国連最上位組織十老会へと向かった。

もちろん、ゼーレは十老会よりも下の組織である。

ラリーと、ゲンドウの間に何があったのか、今回は、それを語るとしよう。

サイレントEVA 1 シンジ、覚醒

星の宿

 今から十年前、アンプが出来て間もない頃の話である。

「今日も雨か・・・」

 ラリーは、憂鬱な、視線を車の外に向け、呟いた。

 ――第二東京空港――

「お父さん、ここからどうするの?」

「知らん、好きにしろ」

 シンジは好奇心から、あちらこちらを見て回りながら、ゲンドウの後を追っていった。

 シンジはホテルに着くなり、外に飛び出し店に入っては、

「お父さん、コレ面白いよ」

「そうわ思わんが・・・」

 などという会話を繰り返し、シンジはある、路地に差し掛かった

ゲンドウはTVなどで、怪物の話を知っていたために、用心しながら、シンジにも注意はした(ユイに殺されたくないために)

 しかしシンジには効果は無くしかも、シンジは路地に入り込んでしまった。

 それを見て、ゲンドウはにやりと笑い一様、様子を見のシンジのあとをつけた。 

 しかしシンジの進む先には、15歳ぐらいだろうか、女の子が、しゃがみこみ激しく方を上下、させていた。

「お姉ちゃんどうしたの?」

 シンジの言葉に女の子が、憂鬱そうに顔を見けると、か細い声で

「タ・ス・ケ・テ」

と言った。

 そして、ゲンドウのOIC(オイシー)魂は、シンジが近寄るよりも早く、ゲンドウを駆け寄らせた。

「お嬢さん、大丈夫かね?」

と抱きかかえ、だらしの無い顔をしながら、聞いた。

「はい、貴方を取り込めばね」

 刹那、少女は異形の者に変わり、ゲンドウに襲い掛かってきたが、DG細胞(ゲンちゃん頑張る細胞)がそれよりも早く、シンジの後ろに隠れさせた、

「わ、私はうまくない、子供の方がいまいぞ」

と言って、おびえる、シンジのお尻を蹴飛ばした。

 シンジはなすすべも無く異形の者の前に転げ出た。

 ゲンドウのせいで、さらに混乱したシンジは、異形の者の足にしがみついて、泣き始めた、

「・・・・・・(汗)」

 あっけに取られて、異形の者の、動きが止まったのを確認すると、

”いまだ”

 ゲンドウは、猛スピードで、逃げ出してしまった。

「・・・・・・(・o・;)」

「・・・・・・(T T)」

 二人の動きが止まり、暫く後に、異形の者が先に復活を果たし、襲いかかろうとしたとき、

「幼子よ、我名を呼べ、我名は槍皇ロンギヌス」

「ロンギヌス?」

「YASマスター」

 シンジのブレスレットが、赤い槍に変化し、障壁を張って、異形の者の、進入を拒んだ。

――ラリーの車の中――

”なんだ、?強大な力を感じる”

「止めろ」

 ラリーの言葉に、運転手は車を止め、「どうしました?」と声をかけたが、それよりも早く、

ラリーは、雨の路地の中に消えていった。

――シンジ――

「何が、どうなってるの、お父さん、お父さん」

 シンジは叫び続けてが、すでの、ゲンドウは、ホテルの一室で、10歳ぐらいの女の子と話し込んでいた。

”マスターこれから、私が言う言葉を言ってくれ”

 ロンギヌスの言葉に、シンジは泣き止み、小首をかしげ、?をたくさん浮かべている。

”コレは、怖くなるおまじないだ、あのお化けもいなくなる、な、言えるだろ?”

「う、うん」

”ではいくぞ!”

 シンジは、ロンギヌスを垂直に立てると、

”我が体に眠りし”

「わがにくたいにねむりし」

”異世界の力よ ”

「いかいのちからよ」

”そして13の星星の精霊よ”

「そして13のせいれいのちからよ」

 すると、シンジの体が光だし、十三の光の玉が、シンジの周りを飛翔する。

”我は汝らの主にして”

「われはなんじらのあるじにして」

”道を指し示す者なり ”

「みちをしめすものなり」

”太古の盟約に基づき”

「たいこのめいやくにもとづき」

”我が盟に服せ”

「わがめいやくにふくせ」

最後の言葉を言い終えた刹那、光の玉が、シンジの体に入り込むと、不思議と言葉が浮かんできた。

「精霊ザゼルよ 土星の精霊よ 悪しき力をその輝きで映し出せ 

黒と灰の中より出よ 銀のツバメよ」

 シンジは、普通にその言葉を口にした刹那、ツバメ型の光線が異形の者を切り裂き、異形の者は、最後の

断末をあげ、大地に倒れた。

 ラリーが駆けつけたときには、シンジも気を失っており、ロンギヌスとしたくも無い再会を果たしたのであった。

PS:ゲンドウはDG細胞を活かしシンジのこともさっぱり忘れて、翌日、第三新東京市に帰った。

   そのときのユイ、ナオコの恐ろしさと言ったら・・・

   シンジは、3日後に目を覚まし、ゲンドウに捨てられたと騒いだため、ラリーが仕方なくシンジを引き取ったのだ。


 今晩は星の宿です。

 まずはここにでてきた、用語のお話です。

今回は、OIC とDG細胞のことを

1. 幼子を愛でる会=別名OIC 某でたとこプリンセスに出てきた危険な会、ゲンドウはネルフ支部会長です(他は

青葉 日向 冬月 ジャージ メガネです)

2. ゲンドウ頑張る細胞=別名DG細胞 自己修復 自己満足 自己忘却 の三大理論に基づいた、ゲンドウ                のみの忌むべき細胞

あと、槍皇ロンギヌスは、碇家に伝わる物で、ユイは知りません、なぜなら、雌雄同体の体の者(今のシンジくんのこと)意外には反応しません、コレが、制約になっているのです。

また碇家は威を刈るものの意味でもあります。

 今日はコレぐらいで、でわ



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