綾波レイ妄想計画

第4話 遠足

今回の緒言:♪アホが見る〜ブタのケツ〜

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明日は遠足。
6時間目の後のショートホームルームで、配布プリントで目的地、集合時間等が連絡されていた。
雨天の場合は勿論延期。
決行か延期かわかりにくい場合はとりあえず集合した後で決定が下されるとの事。
「さて、最後ですが、おやつは300円までですからね。」
本気かボケかわからない老教師の言葉。
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「センセェ、今時300円じゃ、大したモン買えまへんがな。」
トウジが笑顔で文句を言う。
勿論、1年の時におやつの金額制限が無かったから、今回も同様である事はわかっている。
と、その時レイは挙手して発言を求めた。
「何ですか?綾波さん。」
「バナナはおやつに入るんですか?」
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一瞬、静まる2−A。
口を開いたのはヒカリだった。
「あ、綾波さん…バナナはおやつじゃないと思うわ。」
「そうなの…わかったわ。ありがとう。」
必要な事しか教えない保護者にも問題有りか?
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開けて、遠足当日。
天気は快晴。雲一つ無い青空が第三新東京市の上に広がっていた。
第壱中学校の生徒達がリュックサックを背負って歩いている。
トウジを始め男子生徒は黒のジャージ、レイの他女子生徒は赤のジャージ。
2年生の行き先は墓地公園だった。
なお、余談であるが、その帰路で生徒達はコンフォート17の前を通る事になった…。
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今回の結言:「家に帰るまでが遠足ですよ。」帰路で自分の家の前を通る時の悔しさと言ったら…