綾波レイ妄想計画

第7話 夏コミ

今回の緒言:<とらのあな>で買えばいいので、わざわざ人ごみの中には行く気は無い

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今日は夏コミの日。
一年中、夏なのに‘夏コミ’も何もないもんだが…。
それはともかく、トウジやケンスケに誘われ、シンジは初めてこの会場にやってきた。
「ここはアマチュアの漫画家が集まって自分の作品を売っているんだね。」
「まあな。でも、最近はプロの漫画家も商業誌の制約を受けない作品を書いて出してるんだ。」
「ほんなら、アマチュア漫画家にとっては商売上がったりやな。」
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「ところで、何でケンスケはカメラ持ってきてるの?」
「フッフッフ、シンジはまだまだだな。あれを見ろ!」
ケンスケの指差した方向には、リリアン女学院の制服を着た女の子達がいた。
「あれって、確か…。」
「そう、<マリみて>のコスプレイヤーさん達だ!」
「ケンスケの守備範囲も広がったもんやな。」
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「って事は、まさか…。」
「そう!彼女達の写真を撮って、それをまた転売して大儲けさ!」
「商魂たくましいのう。」
「彼女達は自分達を見て欲しい、写真を撮って欲しいと思ってるんだ。何が悪い。」
そう言ってケンスケは彼女達の元へ駆けて行った。
彼女達がホンモノ(ええっ!?)とは知らずに…。
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と、別の方からどよめきがあがった。
見ると、チャイナドレスを着た女の子が二人睨み合っていた。
チャイニーズ・エンジェル鈴々のコスプレをしているのは…。
「あ…綾波!?」
そして、その反対にいるのは……。
「勝負よ、青毛女!」
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今回の結言:自分が考えた<とらのあな>のテーマ曲 ♪虎だ!虎だ!お前は虎になるのだ!