HORRIBLE FANTASIA

「ゲンドウvs冬月三番勝負」後書き

 さて、例によってまずは執筆の動機から。
 超人機第一部完結後、鋼鉄2とか育成計画とかのように、まだまだ作品を執筆できるネタが見つかったのですが、他に無いかと探していて見つけたのが、第二・三・四章の元となった「エヴァンゲリオン・ネバーエンディング・ストーリー」の他にもありました。その一つが「JUNE読本・残酷な天使のように」です。
 JUNE…というのはどうやら耽美(簡単に言えば、腐女子向けのヤヲイ)系の雑誌なのですが、当然そこで取り上げられるカップリングは主人公シンジと謎の美少年カヲル…なんですが、番外的になぜかゲンドウx冬月みたいなコーナーもあって、GAINAXとは全く関係ないオリジナル小説「密会」というのが載っていました。内容は…どんなんだっけ?思い出せない…ストーリーが全く心に残らないとは、流石「ヤマ無く、オチ無く、イミも無し…」というヤヲイ系。
 それはともかく、では「ゲンドウと冬月が絡む物語を作ってみよう」と考えたのですが…これが全く何のアイデアも思い浮かばない。「エヴァンゲリオン・ネバーエンディング・ストーリー」では何らかのインスピレーションがあったのですが…。

 次に内容構成について。
 「JUNE読本・残酷な天使のように」以外にも、もしかしたらネタになるかな?といろいろ調べてだめだったものにエヴァのゲームでタイピングやパチンコやマージャンがありました。勿論マージャンとは「脱衣補完計画」…ではなくて「エヴァと愉快な仲間たち」なんですが、それはともかく、タイピングやパチンコはやった事無いしストーリーも不明(多分、オリジナル展開は無かった筈)、マージャンは他のGAINAXの作品とのコラボなのでストーリーは使えない…。
 そんな訳で?ストーリーについて元ネタからのインスピレーションが全く無かった「密会」とタイピングとパチンコとマージャンを無理やり絡ませて出来上がったのが、この「ゲンドウvs冬月三番勝負」でした。


 さて、次の妖夢幻想はいったい誰が主人公になるのでしょうか…。