令 「みなさま、ごきげんよう。お久しぶりです!」 由乃 「ほんとお久しぶりよね。なにが『後編こそ頑張りますorz』だか」 江利子「まあ、今回ばかりは大人の事情って奴で勘弁してあげなさいな」 令 「何かご存じなのですか、お姉さま?」 江利子「瞳子ちゃんが乃梨子ちゃんに『お手伝いします!』って宣言するシーンがあるでしょ?」 由乃 「確かにありますけど、それが?」 令 「原作では非常口から外に連れ出していましたけれど、教室内で進行していましたね」 江利子「そのシーンだけど、実験室に置いてある方を読んでみなさい」 由乃 「なんでそんな面倒なことを(ぶつぶつ)……あっ」 令 「これは……(苦笑)」 由乃 「普通にパ○リ呼ばわりされますよ、これ」 令 「よ、由乃、言葉が悪いって。オマージュとかせめてインスパイアと」 江利子「とにかくそんな事情から全面的に書き直した+作者の個人的事情から遅れたってこと」 由乃 「前者は分かりました。ここがつぶれてしまったら私の出番も減りますし。 でも、後者は関係なくありません? やっぱり怠慢でお仕置きしておく必要が」 江利子「それはそうね。そっちに関しては由乃ちゃんの好きにしたらいいと思うわ」 由乃 「なら折檻ね! 行くわよ、令ちゃん!!」 令 「待ちなさいって、由乃。すみません、お姉さま、あとは…… (って、まさか由乃をこの場から追い出すためにわざとあおって……)」 江利子「はい、行ってらっしゃい。しっかりフォローしてあげてね、令(ニコニコ)」 令 「(ぶるぶる)は、はい、行ってきます」 江利子「ふぅ」 江利子「……だって仕方ないじゃない。最近出番ないし」 江利子「なんか適当に理由をつけて本編に登場しちゃおうかしら?」 江利子「ああ、予告? 『マリア様の化身のような少女はなんとお寺の娘だった。 祐巳同様、仏像の話も気兼ねなくできる志摩子とも仲良くなっていく乃梨子。 しかし、それをおもしろく思わない人もいて…… 第三話 マリアと子狸 こうご期待!』 ですって。 まあここまで乃梨子ちゃん視点主体のせいで、リリアンがお花畑になっていたし、 そろそろ頃合いということね。 たとえリリアンの生徒であろうと当たり前に持っている「ドロドロ」をお楽しみに。 ……いろいろあるから、人間ってのはおもしろいのよね」