黄薔薇放送局

第27回

ゲスト:なし


令  「みなさま、ごきげんよう。お久しぶりです!」
由乃 「ほんとお久しぶりよね。なにが『後編こそ頑張りますorz』だか」
江利子「まあ、今回ばかりは大人の事情って奴で勘弁してあげなさいな」
令  「何かご存じなのですか、お姉さま?」
江利子「瞳子ちゃんが乃梨子ちゃんに『お手伝いします!』って宣言するシーンがあるでしょ?」
由乃 「確かにありますけど、それが?」
令  「原作では非常口から外に連れ出していましたけれど、教室内で進行していましたね」
江利子「そのシーンだけど、実験室に置いてある方を読んでみなさい」
由乃 「なんでそんな面倒なことを(ぶつぶつ)……あっ」
令  「これは……(苦笑)」
由乃 「普通にパ○リ呼ばわりされますよ、これ」
令  「よ、由乃、言葉が悪いって。オマージュとかせめてインスパイアと」
江利子「とにかくそんな事情から全面的に書き直した+作者の個人的事情から遅れたってこと」
由乃 「前者は分かりました。ここがつぶれてしまったら私の出番も減りますし。
	でも、後者は関係なくありません? やっぱり怠慢でお仕置きしておく必要が」
江利子「それはそうね。そっちに関しては由乃ちゃんの好きにしたらいいと思うわ」
由乃 「なら折檻ね! 行くわよ、令ちゃん!!」
令  「待ちなさいって、由乃。すみません、お姉さま、あとは……
	(って、まさか由乃をこの場から追い出すためにわざとあおって……)」
江利子「はい、行ってらっしゃい。しっかりフォローしてあげてね、令(ニコニコ)」
令  「(ぶるぶる)は、はい、行ってきます」


江利子「ふぅ」

江利子「……だって仕方ないじゃない。最近出番ないし」

江利子「なんか適当に理由をつけて本編に登場しちゃおうかしら?」

江利子「ああ、予告?
	『マリア様の化身のような少女はなんとお寺の娘だった。
	 祐巳同様、仏像の話も気兼ねなくできる志摩子とも仲良くなっていく乃梨子。
	 しかし、それをおもしろく思わない人もいて……
	 第三話 マリアと子狸 こうご期待!』
	ですって。
	まあここまで乃梨子ちゃん視点主体のせいで、リリアンがお花畑になっていたし、
	そろそろ頃合いということね。
	たとえリリアンの生徒であろうと当たり前に持っている「ドロドロ」をお楽しみに。
	……いろいろあるから、人間ってのはおもしろいのよね」