宣伝するよ! 2
思いつくままに書いた関係で、ネタバレ云々はほとんど考慮していません。
なおひどいことに、同人版の結末にもかする程度には触れていたりもしますので、文庫版のみ読んでいらっしゃる方はさらにご注意願います!
ネタバレを少しでも気になられる方は、今すぐ戻られることを推奨いたします。
29日まで、ということなのでまた応募してみることにしました。
購入自体は発売翌日にできたのですが、なんやかんやとやることがあってじっくり読む時間がとれず、かといってさくっと読めない・読みたくない作品だったので諦めモードだったのですが、なんとか時間がとれました。
というわけで……
「迷宮街クロニクル2 散る花の残すもの (GA文庫)」
amazonへのアフィ無しリンクですので、アフィリエイト大嫌い主義の方も安心してどうぞ。
販売促進行為を行っていながら、amazonの販促行為であるアフィリエイトを否定するってのもアレな話だと思わないでもないのですが、苦手なものは苦手なのだから仕方がないのです。(それこそP287後藤誠司(8)の部分につながるというか、プロセスあってこそ……っていう部分もわからんではないのですが、制作者と違うベクトルでいいから同等に頭を絞った人にこそ利益は行くべきだ、みたいな考えが抜けません。よくネットで見かけられる?嫌儲とも違うのですが。儲けるべき・稼いでいい人はこの人だ!の基準が狭いのでしょう、たぶん)
あと、例によってここよりはまだみてもらえるサイトトップのお知らせに入れておきます。
感想1
今回は前回と違ってはっきり読了したことが分かる感想をということなのですが、読者層的にやっぱり触れる人が少なそうだろうから、言っておきたい!
挿絵万歳!
しかもたくさんですよ!!
おまけにライトノベルに結構ありがちな決定的なシーンではかえって挿絵を避けられる(読者の妄……想像を妨げてはいけない、ということらしい?)ということもなく、普通に良いシーンに入っています!
いくつか気に入ったのを書いてしまうと
口絵(やっぱり表紙の直後には華がないと! お嬢がお嬢らしくていいです)
P59(ここは挿絵というよりもシーンが大好きなのですが、よくぞここにまで挿し絵を入れてくれた!という感じで。ただ、後藤さんがもうちょい強面でも良かったなーという気は。)
P190-191(ここも挿絵とシーンあわせての反則だと思う。特にストーリーを既に知っているものにとって。この後今泉君と秀美ちゃんに起きる出来事を考えると……)
P313(ノーモアクリスマス!)
P351(いや、もう、朝チュンはお約束でしょう)
ロストだのいしのなかだの10フィート棒だの知っている頃の人間でもこういう挿絵が大好きだ!という人間もいるのだということをまず書きたかったのでした。
感想2
あらためて本文について触れていこうかと。
……これで読了したってことになるのかな?
P55 田垣功(1)
多くの方が挙げるシーンだとは思うのですが、ほんといいシーンですよねぇ。
後藤さんを「その辺がケツの青いところ」と言える、ぶっちゃけていえばそれこそ三峰さんのようなことを表だって言う科学者が社内に現れたら、始末の命令だって(暗に)出せる立場の人間が心を込めて祝おうというのがまた。
P219鈴木秀美(3)
西野さんが男前すぎです。
しかも、このシーンがちょうどこの結構厚くなった本のほぼ真ん中にあるってのが心憎い。
P287後藤誠司(8)(書いててようやく番号の重複に気づいた)
ケツが青かろうが格好良いです。
しかし、ここでしくじらないためにはどうすべきだったのだろう?
交渉の余地がないくらい敵になっては話にならないし、そうなると手助けはするけどビジネス色を前面に出して、結果的に早く調達はできたけど感謝はできない・油断ならないとお嬢に思わせる程度?
P311真壁啓一の日記
馬鹿ばっかり、大好きです。
後藤さんがまた……って、私は後藤さんが本当に好きらしい。
P397落合香奈(5)
実際にはP398なのですが、
>部隊の壊滅からもう十日過ぎたが
に、愕然と言うかあらためて数字で見せつけられて
「この物語は本当に人がさくさく死んでいくんだ(そしてすぐ立ち直る(立ち直れないものはいろいろな意味で出て行く))」
というのを実感させられたので。(数字でなければ表現できないというわけではもちろんないが、数字の効果は大きいと思うのです)
精神と時の部屋ですね、本当に。
P417〜祭典の前夜祭
あほうの子かわいいよ、かわいいよあほうの子。
コミック版で私が一番望んでいたのは同人版のラストシーンを絵で見られることだったりもしたので、このシーンはほんとご褒美でした。
あのラストシーンを読み終えた直後に感じた暖かさを文庫版でも読める日が来るのを本当に心待ちにしています。
欲を言えば今回の文庫版ではもう少しあの続きも見たいのですが、それは蛇足というか、二次創作的楽しみって感じがしますし、やっぱり難しいかな?(それでもやっぱり作者さまが書いたあの続きってのも読みたい、せめて知りたいとは思ってしまう。)
最後に
今回もたっぷり楽しませていただきました。
本当にごちそうさまでしたm(_ _)m
まもなく連休も始まりますし、第一巻からもう一度楽しもうと思います。