宣伝するよ! 3
思いつくままに書いた関係で、ネタバレ云々はほとんど考慮していません。
なおひどいことに、同人版の結末にもかする程度には触れていたりもしますので、文庫版のみ読んでいらっしゃる方はさらにご注意願います!(書く前に他の方の感想をちらちらと読ませてもらったので、同様のことをされる方もいるかもしれませんし。おまけに同人(Web)版を読まれていない方が結構多い?気もしたので。)
ネタバレを少しでも気になられる方は、今すぐ戻られることを推奨いたします。
というわけで……
「迷宮街クロニクル3 夜明け前に闇深く (GA文庫)」
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あと、例によってここよりはまだみてもらえるサイトトップのお知らせに入れておきます。
感想
なんか前回や今回の様子を見るに読了証明のためにページ数を追っかけるようなことまではやらなくてもいいというのが分かった気がするので、流していきます。
嫉妬
パルパルパルパルパルパル……
ネット上の流行の移り変わりはとても早くもうとっくの昔に死語と化した感じもありますが、それでも上の言葉が思い起こさせられるほど。
なんとねたましいのでしょう!
まさかあそこまで新キャラが活躍しようとは。採用された方、おめでとうございます!
マドンナこと野田双葉さんの行数のわりに目立つ存在感というか、まだまだこれだけストーリーに入り込む余地があるんだなぁと改めて実感。
確かに群像劇と考えればいくらでもやりようがあるのだとは思うのですけど、それでも元の話を知っている人間がすんなりと受け入れられる形で新キャラを投入できるのには感心しました。
元の話を知っている……といえば
奥野さんの役どころの変化にもびっくり。
恥ずかしながら「新キャラ?」と一瞬思ってしまったくらいです。
元を見るまでもなく、節のタイトル?の部分で新キャラじゃないと分かるのですが。
確かに同人版では伏線から一気に別れ話に飛んだ感はありましたが、その間をこう埋めてきたか……と。
克己と由加里の二人で決断したというよりよほど信憑性があると思いつつもなんとも言えないものが。
ここはぼやけたまんまの方が良かったかも。
他の方が言及されていましたが、啓一の人間性がこのあたりを通じてより掘り起こされてしまったためにそんな風に思えてしまうのかもしれません。
小説を読むってのはみえない部分を妄想するって事でもありますし、既に私の中で生まれてしまっていた真壁像と今回の話で明らかになった部分に若干の差異が発生してしまったというか。
ただ、もし同人版を未読でどちらの啓一を選択すると聞かれたなら文庫版を選ぶと思うので(基本的には(性格的)万能っぽさを漂わす主人公よりも、より人間くさいタイプの方が好みなので)、ますます自分の中で変なジレンマが発生していたりも(苦笑)
一月十九日
倉持さんが宮本さんになった上で笠置町姉妹と遠縁のくだりもカットというのが実は結構気になっていたりします。
このままいけば下巻の冒頭でさっそく海老沼さんが……となるわけですが、展開が変わる可能性あり?
なんでそれを気にするのかと言えば、ここまでは基本的に誰々が死ぬの部分においてその盛り上げなどに変化はあれど、結末に変化は無かったわけですが、わざわざ変更されたあたりに何か理由があるのかなぁと。
まあやっぱりだれそれが亡くなるという部分に関しては変更がないと思いますが。
下巻に期待したいこと
ゴンドラ設置の護衛で淡々と人が亡くなっていくわけですが、その中には名前だけでなくストーリーにも結構関わっていた人が多いわけで、後一冊あるわけですしその方々の生き様を見せつけてもらえるとうれしいです。(実際にはもう何人かの方はより深く印象に残るようにしむけ(苦笑)られているわけですが。もっともっと!と望みたくもあるのです)
あ、もちろん祭の収録も。
さらには別の書き下ろしなんかもあるとよりいっそう。
いや、いっそのことさらにシリーズが続いてしまえばいいと思ったりも。
とりあえず下巻は忘れずにアンケート葉書も出すことにしましょう。
最後に
今回もたっぷり楽しませていただきました。
本当にごちそうさまでしたm(_ _)m