ようやく再開
日記が止まっておよそ三週間。ようやく再開です。
せっかくなので装いも新たにしました。
[投稿規定] 誤字・脱字等の事前報告に関して
以前の日記にこっそりとおいていた隠し投稿規定の再掲です。
投稿してくださる時に同時(もしくは掲載前まで)に
「誤字・脱字等があった時、公開前に知らせて欲しい」
というご要望があった時のみ、こちらで公開準備時に気づいた箇所に関しては事前にお知らせし、ご希望に添った形(該当箇所の修正・公開延期etc……)にいたします。
ただし、校正係をします、というわけではないので過大な期待はされないよう願います。
また、こんな場所に密やかに設置されているくらいな規定です。強制とはほど遠いもの、というのをご理解ください。
管理人としても
「脳内補完できる程度の誤字をいちいち指摘するのは無粋」
という考え方も非常に良く理解できますので。
[過去ログ] 以前の日記
前の日記は移転してあります。
検索なら拾えるようになっていますのでこちらからどうぞ。
同じcgiを使用していますが参照しているデータベースが違うので以前の日記は左メニューの検索には引っかからないのでご注意ください。
両方一気に検索できるようにしようとして面倒だったのでやめ。
[マリみて] アレの規制に至るまでの道のり
規制以前は注意書きもなんのその。やりたい放題。
アレ同士でアレを罵りあうコメントはさすがにどうかと思ったので削除。
というかそれさえなければ「仲良くけんかしな!」って状態だったので規制始める気はなかったのですが。投票は罵りあってまでするのはむなしい気がします。
規制開始後○を削除してのアレは全体的に激減。注意すべき点は特定キャラではないこと。一番数が多かった方に規制対象になっていただいただけ。アレ具合に関して言えば互角でした。
ちなみにできる限りの精一杯の規制をかけての健全投票にしたところで順位の変動はほとんど無いです。規制する側も疲れますし、そんなきつきつのところで投票したい人も少ないでしょうからしませんが。
[日常] アンテナ公開
ひそやか?に使用しているアンテナを公開。
マリみてとEVA(ないじゃん!)の相互リンク先やメッセでお世話になっているサイト様の日記に主に接続しています。
あとちょくちょく足を運ばせていただいているサイト様を少々。
はてなアンテナからの引っ越しが済んでいないのでもう少し数が増えるかも。
[YUKI] テスト代わりに以前に書き捨てたものを
Fate/stay night SSです。
前に書きたくなって書いたものですが、
一つの話にしている余裕がなくてそのままになっていましたが、
テスト代わりにUPしてみます。
遠坂……遠坂凛、私のマスター。
彼女に無茶な召還で呼び出されて数時間。遠坂家のリビングを片づけ終わり、一人勝手に紅茶を入れながら考え事をしていた。
この身はサーヴァント、聖杯によって呼び出された使役される英霊。
しかし……
「令呪が戻りかけている」
うっすらと手の甲に浮かぶ痣、令呪の原型だ。ただし、その画数は1画。セイバー……彼女のマスターとして戦ったまさにこの戦争で使用せずに残った最後の令呪。それが戻ると言うことは何を意味しているのだろうか?
セイバーとの誓い……衛宮士郎は正義の味方になる。それは、果たしたとは言い難い。私は結局掃除屋にしかなれなかった。それは確かに正義の味方の一つの姿なのかもしれない。だが、彼女と誓った姿とは違う。
そんな自分のあり方が嫌になってきてしまっていたが、ここにサーヴァントとして召還された。
あの時、凛のサーヴァントとして召還された私もまた同じだったのだろうか?
令呪が完全に戻った。
あの光はセイバーが召還された光だ。
クーフーリンが衛宮邸から逃げ出してきた。
確か……来る。
今、一刀の元に切り捨てられるわけにはいかない。
カリバーンを投影する。彼女の剣……それ故たびたび使い、この剣を使うための剣技も身につけたが、それで彼女と打ち合っても結果はあまりにも見えている。しかし、この剣を見れば彼女は間違いなくとまどうだろう。
そうして時間が稼げればあのお人好しが間に合うだろう。
塀を跳び越え銀の光が襲いかかってきた!迅い!!
予想を更に超える早さに剣をそらせるのが精一杯だった。
「なっ!」
驚くセイバー。それも狙いだったのだから、うまくいったと言うところだ。
しかし、それも一瞬、再び猛烈な勢いで斬りかかってきた。
わずか数合で決着はついた。無防備になった身に彼女の鞘が振り下ろされようとする。
そう……彼女の剣は鞘に納められたまま。それが私と彼女との差なのだ。
「やめろ!!」
お人好しが間に合った。
まさか、再びこの世界にセイバーとして召還されることになるとは思わなかった。
通常であれば、以前……別の平行世界で経験した聖杯戦争の記憶など残らないものだが、私の場合は違う。
彼ランサーであるクー・フーリンの能力、宝具、そして今かけられている令呪まで知っている私はこの聖杯戦争においては反則と呼ぶべき存在かもしれない。
しかし、そこに気負いして敗北するなど許されない。
ランサーに向かって力を込めて打ち込む。
今のランサーの能力ではしのぐのが精一杯。
ギルガメッシュのマスターである言峰は私の真名を知っている。ならばランサー相手に隠す必要はない。
風王結界を放つタイミングを見計らいながら戦う。
「卑怯者め、自らの武器を隠すとは何事か……!」
数合打ち合った後に、全力でランサーに向けて振り下ろす……後ろに飛んで躱され、地面を打つ。
ランサーは先ほどの後退を打ち消す勢いで飛び込んでくるのを体を回転させて迎え撃つ。
ランサーをはじき飛ばす……ここまでは前の戦いをなぞった。
そして今こそチャンス。
「風王結界(インビジブル・エア)!」
解き放った高密度の風の刃がランサーを切り刻む……筈だったが、間一髪で躱わされてしまった。
「くっ……」
左腕を切りとばせたがあれでは致命傷には至らない。
「ちっ……ドジッたぜ。まさかセイバーが飛び道具を使ってくるなんてな」
「逃げるのか?ランサー」
「残念ながら、雇い主が臆病者で負傷したなら戻ってこいなんて言ってやがる。聖杯戦争はもう始まっているが、追ってくるか?」
「それ以前に逃がすとおもうか?ランサーよ」
エクスカリバーを構える。
「……見事な剣だな。まあいい。不本意ながら、逃げ足にも自信はあってな」
一跳躍で屋根の上まで飛び上がるランサー。
「決着を楽しみにしてるぜ」
更に跳躍し夜の闇へと消えていった。
シロウは私たちの戦いを呆然と眺めているだけだった。
まだ何も知らないシロウ。前回は凛とあの言峰によってシロウは聖杯戦争に関する事を教えられた。
外にアーチャーの気配を感じるがどうするべきか……
彼自身の能力は正直よく分からないと言うよりも知らないが、アーチャーがいなかったからこそ、凛と士郎が手を組むことになった。
ならば、彼には深手を与えておくべきかもしれない。あの時よりは早く回復する程度のものを、
「おまえ何者だ?」
シロウにおびえを伴ってそう言われるのは、それなりに堪えたけれど平静を装って対応することができた。
「外にもう一人サーヴァントがいます。これより迎撃します」
塀を跳び越え、アーチャーの姿を確認し、斬り込む。
前は一刀のもとに斬り伏せたが、防がれた。
いや、それだけなら別に構わない。弓兵とはいえ英霊、そう簡単に倒せる方が不自然なのだ。
けれども……アーチャーが手にして、先ほど私の剣を防いだのは、カリバーンだった。
見間違えようがない。
どうして?
頭を振って迷いをとばす。たとえカリバーンであったとしても関係ない。今すべき事はアーチャーを致命傷を与えずに倒すこと。
一気に間合いに飛び込みアーチャーと打ち合う。
風王結界に包まれているエクスカリバーとカリバーンが打ち合う。
こんな事はあり得ないはずなのに……