ここは愚痴でも一つ
ありがちな日常過ぎて本気で書くことがなかったので適当に愚痴を。
ネット上で小中高生がちょっと抜けた発言、事例を見るとすぐにゆとり教育とおっしゃる方がいます。
しかもそういう人に限って受験勉強だけできても人間的に(そもそも「ゆとり教育」で学校での学習時間自体は減っているわけで。なんでそこから勉強だけできても……的な話に繋げたがるのか理解に苦しみます。)とかコメントし出す傾向が強いように思われます。
もちろん単なるネタとして(何がネタなのかという気もしなくもありませんが、話の種的なものとして。)とか定型文として書いているのかと思いきやどうやら本気の方もいるようで……(もちろんネタで書いている人も多いと思いますよ、たぶん。きっと。)
ネット上ですと実年齢が分からないので年配の方なのかもしれませんが、これが20代、せいぜい30代の方が言っているのだとしたらその年で既に
「最近の若者は……」
かよ!
と思ったり思わなかったり。
実際の所
ゆとり教育だから子供がバカになった!
といえるような物って何があるのでしょうかね?
学力テストの全国平均点くらいでしょうか?
それ以外の事柄に関してはまったくもって関連性がない気がしてなりません。
年配の方が言う
「最近の子はこんなことも知らない」
というのも裏返せば
「最近の子はこんなことを知る必要が無くなった」
ということですし。
生きていく上で
誰でも最初から知識を持ち合わせているわけではありません。
いわゆる「一般常識」にしても必要性があるから学んだことであるわけです。
必要性が無くなったものは教養(知っておくと良い、知ってたらちょっと賢そう程度。)ではあっても「一般の常識」とは言いがたいでしょう。覚える必要がないのですから。
結局時代の要請に応じて覚える常識が変化していっただけでは? というおもしろみも何ともない結論に至ってしまうような。
おまけ
「外で遊んでいるうちに自然に学んだものだ! 必要性からじゃない! 最近の子は(以下略)」
という反論も聞こえてきそうなので。
それに関してもやはり時代における「一般常識」が変化したで片付けられるでしょう。
なぜならその「最近の子」は確かにあんな読み方(あんな作法でもあんな言葉でもなんでも良いです。)も知らないのかもしれない。
でも携帯の操作の仕方は知っている。インターネットでの検索の仕方は知っている。
あんな読み方を知らないでもバカにされない。知っていてもへぇで終わり。
携帯の使い方も分からない・持っていないというのは関係が疎遠になる。(極端な例ですが、あながち外れてもないようで……)一大事。
「そんな馬鹿なことを知っていても……」
と言う前に一考の余地がある、と思います。
自分の世代の常識は次の世代の「へぇ」な事実に過ぎないだけなのかもしれません。
それを嘆くかどうかは人次第でしょうが。